生活のハウツー

子供を叱る基準に悩む。大声で感情的に叱ると子供はどうなるのか?

更新日:

子供を叱る。

必要なことだと思いますよ。

叱っているのならば、ですが。

僕にも2人の息子がいて彼らはとてもやんちゃです。

やんちゃなのでやんちゃしますよね。

で母親に怒鳴られていると。

最近ではすっかりその様子を子供たちが真似て

自分の主張したいことがあれば大声で叫ぶ始末。

ちゃんと学習しているんですね。いやはや。

また、外に出かけたときも稀に見かけるのですが

大声を出して子供を怒鳴りつける様子を見ていると

叱っているのではなくて怒っているだけのことが多いですね。

怒るのは自分自身の感情のため。

叱るのは相手のことを考えて。

実は叱るにあたっては大声で感情的になる必要はまったくありません。

でも子供が意図しないことをするとついつい感情的になってしまう。

一体どうすればいいのでしょうか。

一緒に考えてみましょう。

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子供を大声で叱ること

子供をついつい大声で叱ってしまう。

いやいやだいたいそういう時は大声で怒っているだけなのですが。

子供に八つ当たりしてしまったことで

後で嫌悪感に襲われるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜか最近のお父さんには少ない、この怒鳴るという行為。

僕の見解では、母親のほうがより子育てに責任を感じている

怒鳴るという行為はその責任感の裏返しだと思います。

例えばですね。

家の金庫からお金を持ち出すドロボーを見つけたらどうしますか?

多くの方は「ドロボー!」などと大声で叫ぶのではないでしょうか。

では、大声を出すのは何故ですか?

・大事なお金を持っていかれるから
・ドロボーがここにいることを周囲に知らせるため
・理由なんてわからないけど感情的に

ということなのでしょうが、上記をまとめると

「非常事態だから」

なのですね。

つまり子供に怒鳴るということは怒鳴る方としては

やってはいけないことをしている=非常事態である

ということを子供に伝えるためにやっているわけです。

こう表現すると怒鳴るのは大正解のような気がしてきますね。

でも、僕は必ずしもそうではないと思いますよ?

子供を感情的に叱ること

子供を感情的に叱るとどうなるでしょうか?

先ほどであれば非常事態であることが伝わるかもしれません。

でもたびたび、それこそ毎日怒鳴られていたとしたら?

ずっと非常事態ですね。

ずっと非常事態。

この言葉は矛盾していますね。

なぜならば「非常」とは「常でない」という意味だからです。

毎日発生しているならばそれは「日常」となります。

怒鳴られることを日常に感じた子供は何を学ぶでしょうか?

(1) 何かを主張するときは大きな声で怒鳴る
(2) 怒られたら全ての自由は奪われる
(3) 怒られなければ何をしてもいい

ん~こういう風に書き出してみると大人にもいますね。

なんだかとっても動物的だなあと思うのは僕だけですか?

子供を叱る基準

子供を叱る基準。

難しいですね。

文化や時代によっても異なってくるでしょう。

しかしながら文化や時代によって変わらない基準もあります。

危ないことをしたとき

当時2歳の次男が台所から包丁を出そうとしたとき。

僕はあらん限りの大声で怒鳴りました。

「何をしてるんだ!」

普段大声で怒鳴ることのない僕の声を聞いて

次男は泣いていましたが、そのあとギュっと抱きしめて

「無事でよかった!」

と言いました。

自分や他人の身体を傷つけることはいけないことです。

非人道的行為をしたとき

・障害者をバカにする
・怪我や病気のひとに攻撃する
・自分より弱いものを攻撃する

人の道たる人道は人類が長い歴史の上で認識、確立、普及に至った大切な思想です。

他人を攻撃することで自分の存在を安定させる弱い人間にしてはいけません。

話は逸れますが、僕は障害者を弱い存在だとは思いません。

「人にはそれぞれ乗り越えられる試練しか与えられない」

とするならばハンデを抱えている障害者は強い存在です。

ゴルフでもハンデは上級者につくものですね。

障害者のかたを可愛そうだの弱者だのと言っている人をみると

勘違いしているんじゃないかなあ、と思ってしまう僕がいます。

卑怯なことをしたとき

生きていくには卑怯なことも必要な場合があります。

というより人間という生き物自体が卑怯だからこそ

他の生物を出し抜いて繁栄しているのかもしれません。

だから卑怯を排除することは不可能なのですが。

でもせめて子供が小さいうちは。

まっすぐに育ってほしいとの願いもこめて叱ってみましょう。

親であるわが身の卑怯に心を痛めながら。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

僕は子供がおもちゃのお片づけをしないとき、こう言います。

「よく散らかってるな~これはどうやって片付けるんか?教えてくれ!」

こう言うとだいたい子供は

「父さん、これはここにしてね、こうやって~」

といいながら片づけを始めます。

子供は誰かに何かを教えるのが大好きなのですね。

場合によっては僕も一緒に片付けますが。。

しかもこの「教えてくれ~」は何回でも使えます。

子供が小さいころは理由も聞かれませんが

子供が小学生になってからでも

「父さん、前も言ったのにしょうがないな~」

と言いながら子供は片付けをします。

しょうがないのは片付けしないお前だばかもん

との文句を胸に秘め、今日も彼らはお片づけをします。うっしっし。

それでもどうしても感情的に子供を怒ってしまうという人は。

せめてそれが「叱っている」のでなく「怒っている」のだと認識する。

まずはそこからではないかなあと思います。

それでは、また。

別の記事にてお会いいたしましょう。

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