本日の議題はこちらです。
はてな
無差別殺人はどうして起こるのだろうか?なくすことはできないのだろうか?
犯人がどんな気持ちで犯行に及んだのか、気持ちを理解することで対策が考えられないだろうか?
殺人はいけないことです。誰だって知ってます。
誰だって知っているはずなのに無差別殺人は起こります。
どうすればいいのでしょうか?
社会から無差別殺人をなくす対策を一緒に考えてみましょう。
無差別殺人をなくすにはどうすればいいのか。犯人の気持ちから対策を考える。
無差別殺人の事例
社会の闇、無差別殺人は不定期に、しかし時々、いろんなところで発生します。
・Wikipedia 秋葉原通り魔事件
・YahooJapan!ニュース京王線無差別殺傷事件!死を覚悟して無差別殺傷を行うという犯罪の連続に、社会はどう対応すべきなのか
・YahooJapan!無期懲役判決で万歳三唱した「新幹線無差別殺人犯」は何者だったのか 面会続けた女性写真家に聞く
上記に挙げたほかにも、たくさんの事例、事件があります。
犯人は異常者なのか?
世間の意見をみているとどうも
犯人は自分とは違う種類の人間なのだ。
と考えて、あるいは無意識に思い込んでいる人が多いように感じます。
まるで、柵の外から檻の中の動物を観察するような感じ
でしょうか。
もちろん犯罪を犯す人は異常です。
しかしそれは、
・「異常」という性質を備えていて、はがそうとしても剝がれない、生まれつき遺伝子に染み付いた性質なのか
・たまたま「異常」という状態に在って、凶行におよんだのか
という二択が考えられます。
そして、僕が考えるに圧倒的に多いパターンは後者です。
ニュースをみるたびに犯人は
心の天秤が不機嫌のほうに傾き続けた状態が続いたことにより、自分と大して性質の変わりのない人間が犯行を犯した
という感じを受けてならないのです。
犯人が犯行に及ぶ動機は
現代人は、認知の脳の機能ばかり使うようになりました。
何がいいたいかというと
脳には認知機能以外に、違う機能も存在している
ということです。
認知の脳とは、一般的にみなさんが認識している脳の機能です。
・計算能力
・言語能力
・学習能力
いわゆる「外界の状況を認識して対応する機能」です。
人類は認知機能を発達させ使うことで
・火や道具を使用して便利な世の中に
・法律やルールを作って安心を
・発明や発見で未知の世界を開拓して
いわゆる文明の進化を行ってきました。
しかし、利益も大きいこの認知機能には、大きな大きな弱点があります。
その弱点とは
外界の状況に心の状態が左右される、揺さぶられる
ということです。
認知機能の弱点とフォローの方法
外界の状況が思い通りにならないのは誰でも知っていることでしょう。
・言うことを聞かない子供、友人、親、他人
・頑張っても報われない社会
・ここぞというときになぜか舞い込む不運
認知の脳の機能は、外界に引っ張られます。影響を受けます。
だからこそ、もう一つの脳の機能を使うことが必要なのです。
認知とは違う、もうひとつの脳の機能
ライフスキル脳。
心をご機嫌にして、人のパフォーマンスを上げる働きをもつ機能。
ライフスキル脳は、本来誰にでも備わっています。
古代人はライフスキル脳の機能をたくさん使っていたと推測します。
そうしないと、明日はどうなるか、いや今日を生きていけるかわからない過酷な環境のなか、生きていけなかったからです。
ですが、現代人はその機能をほとんど使っていません。
なぜならば、自分自身の機能を最大限上げなくても生きていけるからです。
・火や道具を使用しているから暖かくて飢えないし
・法律やルールを作って安心があるから警戒しなくていいし
・発明や発見で未知の世界を開拓しているから知識欲は満たされるし
古代人ほど切羽詰まってないのですね。
しかしですよ。
認知機能は暴走する
認知機能だけ使っていると、外界に心を常に引っ張られる状態になります。
つまり、外界のなんらかのボタンを押したらあなたの心が動いてしまう状態です。
見方によっては、とても面白いおもちゃですね。
しかし僕たちはおもちゃではなく人間です。
人間らしく在らねばなりません。
誰かに押されたボタンで心の状態が決まってしまうのは、動かされるのは仕方ないとしても、おもしろくありません。
自分の心は自分で決めるべき、なのです。
ライフスキル脳とは
参考:嫌なことが頭から離れない。休日もモヤモヤして全然休めないときの対処法。
ライフスキル脳とは、今に生きる力。
ライフスキル脳とは、「嫌」を心から剥がすことのできる力。
ライフスキル脳とは、最後に自分の心を自分で決める力。
ライフスキル脳とは、心を安定する方向にもっていく力。
ライフスキル脳とは、自分のパフォーマンスを最大限に高める力。
ライフスキル脳とは、人生を照らすランプ、道しるべのような力。
真っ暗闇に落ちて犯罪に走ってしまうのは、ランプがなくて、道がわからなくて、寒くて、怖くて、不安で、でもどうにかしないといけなくて、焦って、悩んで、思い切って暗闇を走って、こけてまた走って、こけてまた躓いて、心が折れて泣いて泣いて、その先に唯一見えるのが、犯罪という道であったことが理由なのです。
無差別殺人をなくすにはどうすればいいのか。
社会にいきるすべての人が、自分自身の心の状態をご機嫌に持っていくことです。
環境出来事他人に依存するのではない。
自分の心を自分で決めるのです。
自分の心を自分で決める力を毎日毎日訓練するのです。
・自分の心が何に「嫌」という意味をつけているのか、認識する、記録する
・今に生きる、今日の全力を今日に置いていく、と考える
・ありがとう、ありがとう、がんばれ、がんばれ、ありがとう、ありがとう、とただ理由もなく考える
ライフスキル脳を鍛えるのです。
心を整える力は、人間が人間らしく生きていくうえで、必須の能力だと思います。
無差別殺人をなくすにはどうすればいいのか。犯人の気持ちから対策を考える。~まとめ~
無差別殺人を失くす方法を考察しました。
僕の考える対策は、
・社会に生きるすべての人が、自分自身の心を整える技術を磨く、訓練する
です。
知識を教える教育も大事ですが、同じかそれ以上に大事なのは
・心を整える技を磨く
ことだと思います。
無差別殺人が起こる理由は、心が磨かれていないから、そもそも心を磨く習慣がないから、教えられてないし学ぶ機会も少ないから、なのです。
心をご機嫌にしていきましょう。
不機嫌になってもかまわない、でも、いまこの瞬間瞬間に、心がご機嫌であることこそ、人生最大の価値なのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。