エイプリルフール。
楽しく嘘をついて嘘をつかれたほうも笑顔になる。
そんな状況であればいいのですが、世の中には程度を知らない人間も少なからずいます。
ではどこまでの嘘であれば犯罪になるのか?
度を越した嘘をついて相手を貶める輩を懲らしめる方法はないだろうか?
一緒に確認していきましょう。
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エイプリルフールで嘘をつくと犯罪ですか
嘘の内容によります。
嘘に関連する犯罪で代表的なのは「詐欺罪」ですね。
詐欺罪ってどんなの
詐欺罪は成立要因としては
1.欺罔行為・・・犯人が騙す心算で被害者を騙した。
2.錯誤・・・・・被害者が騙された。
3.交付行為・・・被害者が騙されたまま、自分の財産を処分した。
4.財産の移転・・処分した財産を被害者が、犯人または第三者に渡した。
の1~4の一連の流れを証明出来れば「詐欺罪(刑法246条)」が成立します。
通常、エイプリルフールの「嘘」は1~2迄、3~4が無い限り「詐欺罪」は成立しません。
じゃあ財産の損失がなければ犯罪じゃないの?
嘘に関する犯罪の代表格は詐欺罪ですが、「嘘」の内容次第では「軽犯罪法・迷惑防止条例」に抵触する可能性も考えられます。
軽犯罪法は騒音、虚偽申告、乞食、のぞきなど33の行為が対象として定められています。
最高罰則は、1年の懲役または100万円の罰金です。
ただし訴える場合は労力、時間、金銭が必要な場合がほとんどですのであまりおすすめしません。
ただし法律家や警官を目指す学生さんであればよい勉強になるかもしれません(何
そして迷惑防止条例は各都道府県ごとに制定されています。
主たる内容は「嫌がらせ」の行為に対するものです。
相手の嘘がよほどひどくてしつこい場合は迷惑防止条例を盾にすることもできるかもしれません。
でもまずは「迷惑な人」から遠ざかる努力を。
相手に付き合ってあなたが疲れ果てるのはばかばかしいことです。
エイプリルフールでやりすぎな人は
しつこい
な~んにも面白くない嘘を何度も何度も言ってくる。
こいつ頭のネジが外れてるんじゃないか?と疑いたくなる人間もいます。
そういう人種に出会ったことのない人間には信じられないかもしれませんが本当にいるんですよ。
基本的には距離をとりたい人種ですが身近な人間がこの手のタイプな場合は、もう反応しないことです。
それでもしつこい場合はもう堪忍袋の尾が切れたということで怒鳴ったり暴れたりしてもいいと思う。
大怪我など負わせない限りにおいてはあなたも追い詰められているわけですから自衛手段として。
うん、僕はそう思う。
程度がわかってない
人間にとって重要なのは、命、健康、お金、家族、そしてその人人それぞれに信じる信念、常識、習慣。
程度がわかっていない人は相手を観察してないのでその加減がわかりません。
よって平気で相手を怒らせるようなことをするのですね。
もうほんとにしょうがない人たちです・・・
エイプリルフールでむかつく嘘をつくやつら
集団で向かってくる
集団を味方につけて攻撃してくるやつら。
一例としては学校でLINEなどのツールを使って嘘の告白をする、またはさせるやつら。
これは立派な「いじめ」ですのでもし被害に遭った場合は
・先生に相談する
・身近な信頼できる大人に相談する
・ひどい場合は警察に訴える
・学校にいかない
などの対処をしましょう。
学校にいかないといえば大人たちは困り果てるしあなた自身の将来のことも心配になるかもしれませんが、あなたの心の健康はとても大切なものです。
大人になるとより痛感しますが本当に自分自身のことを心配できるのは自分自身しかいません。
なので自己主張をしてもかまわない、いや多少わがままでも自分を守るためにはむしろ自己主張すべきなのです。
「男は黙って動け」なんて言っているからおじさんの自殺率はおばさんの自殺率より高いです。
我慢するばかりが美徳ではありません。
主張したり時には逃げたり。
特に大人になってから、40歳も過ぎた人生の後半はそのことを痛感するでしょうなあ。
好意を踏みにじる
相手の親切心につけこんで自分の嘘を通して相手をからかう。
これもまた「礼」にかける行為です。
「舐められた人が悪い」とかいう人もいますが、僕はそうは思いません。
相手の失策につけこんで調子に乗る盗賊のような人間はこの社会にごまんといます。
「舐められた人が悪い」などという人は自分が「盗賊の理論」を他人に押し付けていることにも気づいてない。
普通の人が盗賊のようなことを平気で言う世の中とは実に不思議なものです。
まっとうな人間であれば、お互いの思いやりや気配りのなかで生きていくもの。
退位前の平成天皇陛下が最近しきりにおっしゃっておられる「みんなの心が平穏でありますように」という言葉がなんとなく僕の心に刺さります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
嘘も度を越すと犯罪になります。
その「度」とは、相手の命、健康、財産、そして相手が大切にしている考えを無下にしないこと、です。
それを思いやり、気配りと申しまして社会を生きるためには最も大切な技術のうちの一つです。
礼に失する人がいたら距離を置いて。
距離が置けない場合はなるべく反応しないように。
世知辛い世の中、自分自身を守っていきましょう。
それではまた。
別の記事にてお会いいたしましょう。