残業。
本来、残業は上司からの命令があり承認されたうえで行うものです。
しかし日本の実態といえば
お客様に迷惑がかからないように、を至上命題として日々働くサラリーマン。
仕事が終わってないのに帰るとは何事だ、と新人のころから教育されるわけです。
しかしお客様はずいぶんいろんなことを言うわけです。
言えるものならなんでも言っていいと思っているかたもいらっしゃるようで。
本来の依頼内容から逸脱したものまで要求してくる。
でも費用は払わない。
特にIT業界などではその仕切りがあいまいになりがちで
あれもこれもと果てしない要求をされがちです。
ではそのような状況を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?
考えてみましょう。
残業の必要性
残業の必要性はあるのか?
他人から聞かれても残業をしている本人も答えられない場合があります。
答えられないとたいていその本人の資質を疑われるのですが
・やったことのない作業
・お客様の返答待ち
・次から次へと仕事が増える
などの原因があります。
なるべく対応したい、などのあいまいな態度でいると
どんどん仕事が増えていくので
最近の若者は仕事が終わっていなくとも帰りますね。
・無茶振りのお客様、上司と
・仕事をしない、できない若者
に挟まれて、中堅社員の負担はもはや限界まできています。
新人がやめてもらうと管理職の評価が下がるのか、上司も新人には甘いです。
残業をしない効率のよい仕事とは
仕事の効率とはなんでしょうか?
残業が多いというと「効率」にスポットがあたりがちなのですが。
僕が見る限り日本の会社の問題は「効率」ではありません。
本当の問題とは「お客様を神様」として
なんでも要求を呑んでしまうことにあると思っています。
・前々から言っているのに直前で仕様を覆す
・ちょっとお願いしてうんといえば何を言ってもいいと思っている
・そもそもお客様が内容をよくわかっていない
などの原因があります。
ということはですね。
残業をなくす、仕事の効率をあげるとなれば
それができれば苦労はないということなのですが
お客様とよくよく意識をあわせる、コミットをとる、ということが重要となってきます。
残業をゼロにするためには
残業をゼロにするためにはどうすればいいのでしょうか。
結論から言ってしまうと「不確定要素を無くす」ことが重要です。
1つの仕事が1時間で終わる。
今日は7つ終わらせて7時間。
残業ゼロ。
とすれば残業する要素がありません。
ごくごく当たり前の話ですね。
それを阻害する不確定要素とは
・急に仕事を振ってくる
・お客様との意識違いが発覚
・1つの仕事が1時間で終わらなかった
(そもそも誰も作業ボリュームを把握していない)
などがあります。
管理職さんは仕事の内容を理解せず
担当者にお任せパックということも多々ありますので
残業指示など的確に出せるはずもありません。
しかし担当者の言うままに残業をつければ
毎月、月上限の45時間をオーバーしてしまう。
そのあたりに矛盾があるような気がしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
残業代を稼ぐため仕事がなくてもだらだら残る人がいる反面
やってもやっても終わらない仕事に追われている人もいます。
なかには他の人の仕事の尻拭いに奔走している人も居て
奥さんからすると「押し付けられるほうが悪い」
ということになることもあるのですが
日本人の「一緒に」文化のなかではなかなか断りづらい面もあります。
とはいえ我慢にも限界はありますので
どうしても嫌なら新天地を求めて旅立ってもいいと思います。
そしてどうしても残業が嫌ならば正社員ではなく
各種保証などは手薄になってしまいますが
派遣社員という選択肢もあると思います。
それではまた。
別の記事にてお会いいたしましょう。