生活のハウツー

感情をコントロールする方法。できない原因と脳の仕組みとは。

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土下座する感情

感情。

人間であれば大多数の人が持っている性質です。

時にこの感情。

ここぞという場面で失敗をしてしまうことがありますね。

・大切な人と腰を据えて話をしなければいけないのについつい怒ってしまう。
・大事なプレゼンテーション、直前に言われた嫌な言葉が頭から離れない状態になっていまいち盛り上がらなかった。
・感情を我慢して穏やかに暮らしたいのに抑えられない

そのような場合にどうやって感情をコントロールすればいいのでしょうか。

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感情をコントロールする方法

感情を完全にコントロールする方法はありません。

・・・ありません。

え?っと思われたかもしれませんが感情を完全にコントロールできたらもはや人間ではありません。

ロボットです。

ただし、少しばかりならコントロールする方法はあります。

人間の状態には2種類しかない

はい、2種類です。

ご機嫌か不機嫌かです。

これしかありません。

今はふつ~なんだけど~と思われているかたでも必ずどちらかに属します。

それを確認するには鏡を見てみてばいいのです。

鏡を見て不機嫌そうな顔をしていれば不機嫌、ご機嫌な顔をしていればご機嫌です。

では無表情の場合は?

それは「不機嫌」に属します。

不機嫌をなくすには

不機嫌な状態をなくすことは不可能です。

人間が社会生活、特に人間関係に関わっていれば必ず不機嫌になってしまいます。

1日のうちにご機嫌と不機嫌を繰り返すのが人間です。

じゃあなるべくご機嫌で居たい

そうですよね。

特に「ここぞ」という時にはご機嫌でいたいですよね。

ご機嫌でいれば身体のパフォーマンスがあがります。

・学習効率
・プレゼンテーション能力
・忍耐力

ご機嫌状態であればあなたの能力は全て向上します。

だったらご機嫌状態でいたいですよね><

感情を少しばかりコントロールする方法って?

はい、それはですね。

「ただ認識すること」です。

どういうことか?

人間は様々な出来事に対して勝手に自分の解釈を加えてしまいます。

過去の記憶から「嫌な」感情を呼び起こして同様の事象が発生した時に勝手に「嫌な」ものとして認識します。

よって不機嫌になる。

「苦手な人がたくさんいるから生きずらい」という人はその傾向が強いのかもしれません。

嫌な記憶を引き出しからどんどん出してきてしまう。疲れますねm(_ _)m

そんな感情を少しばかりですがコントロールする方法はですね。

「ただ認識すること」

・あ~今自分は怒ってるな
・あ~今自分は嫌なことを言われて不機嫌になってるな~
・あ~今自分は我慢しているな~眠そうだな~

と「ただ認識する」

認識だけして何になるんだ、という意見がありそうですが。

僕の意見を受けて認識だけに留まらず反論しようとしているそれこそが感情をコントロールできない原因、なのかもしれませんぞい?

理屈じゃなくって、今のあなたはどう感じていますか?

ただ認識のみしてみてください。

こんな事を言うとイラっとしているかもしれませんが、その「イラっと」をただ認識してみてください。

自分に対して「ああ~この人イラっとしているな~」と。

感情をコントロールできない原因

人間は自分の感情を処理しようと様々なことを試みます。

他人をコントロールしようとする

他人に怒って、言うことを聞かせようとする場合です。

小さな子供であればびくびくして従うかもしれませんが(かわいそう;;)だいたいのいい大人であれば怒って解決する、という事態は少ないですね。

怒って解決しようとする人、社会にはたくさんいらっしゃいますけどね。

でもね。

人間ってそうそう変わらないんです。

それでも相手が変わるまでず~っと怒り続けますか?

自分の行動を変えようとする

「他人は簡単に変わらない、全ては自分の受け取り方次第だ、さあ考え方を変えて行動しよう!」というパターンですね。

でもね。

先述しましたが「人間ってそうそう変わらない」んです。

それはこの記事を見ているあなたも例外ではありません。

あなたが人間じゃなかったらこの限りではないかもしれませんが、おそらく100パーセント人間だと僕は思っているので。

「行動を変えようとするのも疲れるだけで意味ないんじゃない?」と提言いたします。

慌てない~慌てない~気にしない気にしない

気にしないことを気にしている状態というのは相当なまでに「気にしている状態」です。

嫌なことを言われて「気にしない」と思っていてもそれは相当に気にしています。

もう忘れようがないくらいに記憶に定着してしまうかもしれません。

脳は「否定形」を理解できません。

「~してはいけない」と考えるとき必ず「~」を頭に浮かべてしまいます。

よってストレスになる。

お笑いの熱湯風呂の「押すなよ押すなよ~絶対に押すなよ~!」に似ています。

無理にポジティブになろうとする

「嫌なこと言われても気にするなよ~YOUはきっといいやつさ~」とか言ってくるJさんがいるかもしれませんが。

なんだか「問題を棚上げ」されているみたいでもやもやしちゃいますね。

僕は特にJさんに思い入れや恨みなどはありませんが(汗

無理にポジティブになろうとしてもいまいち心がすっきりしない。

ポジティブに対して大多数の人が感じたことがあるのではないでしょうか?

仲間内にポジティブ発言をする人がいるんだけどいまいち責任感に欠けるなあ~と。そんなことがあると余計にそう感じてもやもやしてしまいます。

無理なポジティブシンキングはエネルギーの浪費だと思いますね。

感情をコントロールする脳の仕組み

認識に勝手に意味をつける

僕らの脳は僕ら自身を騙します。

本当はたいしたことじゃないのに、過剰にアラームを出してきたり。

「雨に濡れた」ってたいした事じゃないのに過去の不快感の引き出しを開けれるだけ開けて嫌な気分になる。

そして憂鬱になってパフォーマンスが下がる。

でも簡単に嫌な記憶を忘れることはできない。

忘れようとすればするほど記憶は脳に刻み込まれていきます。

ただ認識する

ただ自分の状態を認識すると脳は「自分の状態」に気づき「今やれること」を考えることにフォーカスしはじめます。

実際、僕らができることは「今やれることをやるだけ」です。

脳は事あるごとにあなたの過去の嫌な感情の引き出しをぱっかぱっかあけてあなたを嫌な気分に陥れようとします。

しかしあなたはあなたの感情を自分で決めることができます。

今怒っているなら「怒っているな~」

眠いなら「眠くてだるそうだな~この人~」

などただ認識すると自然に

「怒っているから数秒間をおいて深呼吸してみよう」

「眠くてだるいから今日は仕事の重要な判断はせず、早く帰宅して寝よう」

などと判断するようになります。

無理せず、本当に、自然とそうなります。

メリットを認識する

僕のご機嫌な状態のメリットを10個あげてみます。

・ここに居ていいんだ、と安心する感じがする
・落ち着いて事に対応できる
・すぐに笑顔になることができて人と良いコミュニケーションがとれる
・嫌なことを言われても気にしなくなる
・すぐに行動に移すことができる
・人に優しくなれる
・時間を有意義に使えている満足感がある
・体のだるさがない
・知識のインプットのスピードが速い、量が増える
・判断力が向上して誤った判断・作業による手戻りが減る

あなたも10個メリットを考えてみてください。

こうやって書き出してみると「ご機嫌でいること」は人にとって大変大きなメリットがあります。

書き出してみることで脳はよりはっきりと意識できる、認識できるというわけですね。

まとめ

先述したように人間は「常にご機嫌でいること」は不可能で「不機嫌」な状態にも人間の歴史が作り出した意味がちゃんとあるのですが。

なるべくご機嫌な状態でいたほうが気持ちがいいですね。

1日のなかでご機嫌になり不機嫌になりまたご機嫌になる。

その繰り返しこそが大事です。

まずいのはず~っと不機嫌状態に陥ってしまうこと。

長い人生、時にはそんな日もあるでしょうが、人は心の傷が癒えると再びご機嫌と不機嫌のメトロノームを刻み始めます。

本記事が、あなたの心のメトロノームがなるべく軽快に気持ちよく刻んでいけるお手伝いができていればこれほど嬉しいことはありません。

それではまた。

別の記事にてお会いいたしましょう。

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